徳島県は全国でも有数の柚の産地。なかでも県の南西部、剣山（つるぎさん）中腹に位置する木頭（きとう）地区で生産される柚は、芳醇な香りとたっぷりの果汁からトップブランドとして知られている。「そんな木頭柚を山の香りととに全国の人に味わってもらいたい」と三澤澄江さんが平成19年に創業した「柚りっ子」。収穫時期には自ら農家へ手伝いに出かけ、無農薬で育てた柚を収穫。手作業で皮の染みや傷を削り取ることで、ゆず味噌や柚茶など風味豊かな食品を生み出している。